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主な出品作品とミロについて

© Hereus de Joaquim Gomis. Fundació Joan Miró, Barcelona (1944)

ジュアン・ミロ(1893-1983)

1893年にバルセロナで生まれる。1920年代にシュルレアリスムの画家として名声を得るが、それに留まらずさまざまな表現を試みた。彼の作品には、周囲の政治的・社会的出来事への強い感受性と反骨精神が反映される。90歳で亡くなるまで、特定の運動に属することのない純粋で普遍的な芸術を追求し、20世紀で最も影響力のある芸術家の一人となった。

カタルーニャからパリへ

1910s-1920s

若き画家はカタルーニャの地で様々な画風を取り入れて自己の表現を模索する
《自画像》1919
《自画像》 1919 油彩/カンヴァス ピカソ美術館、パリ
《ヤシの木のある家》 1918
《ヤシの木のある家》 1918 油彩/カンヴァス 国立ソフィア王妃芸術センター、マドリード Archivo Fotográfico Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía, Madrid

パリ シュルレアリスムの熱狂

1920s

パリでシュルレアリスムの芸術家たちと交流し、「夢の絵画」で名声を高める
《オランダの室内Ⅰ》1928
《オランダの室内Ⅰ》 1928 油彩/カンヴァス ニューヨーク近代美術館 The Museum of Modern Art, New York. Mrs. Simon Guggenheim Fund, 1945

戦禍を逃れて

1930s-1946

戦禍を逃れ欧州を転々としながら、〈星座〉シリーズなどの傑作を生みだす
《明けの明星》1940
《明けの明星》 1940 グアッシュ、油彩、パステル/紙 ジュアン・ミロ財団、バルセロナ Fundació Joan Miró, Barcelona
《絵画(カタツムリ、女、花、星)》1934
《絵画(カタツムリ、女、花、星)》 1934 油彩/カンヴァス 国立ソフィア王妃芸術センター、マドリード Archivo Fotográfico Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía, Madrid

アメリカでの名声

1940s-1960s

美術の中心地となったアメリカで評価され、巨匠としての地位を確立する
《絵画(エミリ・フェルナンデス・ミロのために)》1963
《絵画(エミリ・フェルナンデス・ミロのために)》 1963 油彩、アクリル/カンヴァス ジュアン・ミロ財団、バルセロナ Fundació Joan Miró, Barcelona. On loan from a private collection
《女と鳥》 1967 着色ブロンズ ジュアン・ミロ財団、バルセロナ Fundació Joan Miró, Barcelona
《太陽の前の人物》1968
《太陽の前の人物》 1968 アクリル/カンヴァス ジュアン・ミロ財団、バルセロナ Fundació Joan Miró, Barcelona

新たな挑戦

1970s

晩年になっても大画面の作品を描き、新たな表現に挑戦し続けた
《バルサ FCバルセロナ75周年(1899-1974)》1974
《バルサ FCバルセロナ75周年(1899-1974)》 1974 リトグラフ ジュアン・ミロ財団、バルセロナ Fundació Joan Miró, Barcelona
《焼かれたカンヴァス2》 1973
《焼かれたカンヴァス2》 1973 アクリル/カンヴァス ジュアン・ミロ財団、バルセロナ Fundació Joan Miró, Barcelona. On loan from a private collection